整備アーカイブになります。平成14年式 SUBARU サンバーバン 4WD 距離7万キロ位。
車検整備でオイル漏れを発見。フロントデフサイドシール交換です。
ドラシャを外してデフサイドシールだけ交換がやりづらいタイプです。
流石平成14年式。ロアアームがびくともしません(;゚Д゚)錆錆です。
ですが、ロートルにはそういった車種は得意分野。色々工夫して抜けました。
SUBARUはこのデフサイドシールのところに更にこのシールを傷めないようにシールリングのようなものがサイドギヤ、シャフトに刺さっていて、これを丁寧に外す必要があります。
これはオイルシールではありません。それを守っているカバーのようなシールリング?
個人的には、これが無くてもオイル漏れさえ止まれば、大丈夫だと思いますが、知らない人も出てくる車歴なので、曲げたり無理やり外さず、何とか丁寧に外しましょう。
デフ側側にスプラインのシャフトがあるタイプなので、大事をとって、歯車のようなサイドベアリングをアジャストするオイルシールブラケット(仮)のようなものを外してオイルシールを交換します。
ここはバックラッシュを決める所でもあるので、ブラケットとデフケースにマーキングをしてから一度緩めた後、一回締めてどの程度のプレロードが掛かっているのか?感覚を大事にしながら外します。
しかし、ここのブラケットはアルミで出来てるようで、変に叩くとこの突起物がぶっ壊れます。
SSTがあるのですが、当然持ってません(;^ω^)
何かないかな~('◇')ゞと工具箱を探していたら、スクーターのフライホイールを固定する工具が出てきたので、合わせてみたら「いける」
↑まだ気づいてない・・・(;゚Д゚)
で、外してみたら・・・なんとこのブラケットに大きなOリングが有って、オイル漏れを防いでいるではないですか!!
やべ~。部品屋さんにも何にも言われなかったけど、このOリングを切ったりしたらアウトだな(-_-;)
オイルシールを組んだ後、手締めで入れていきますが、Oリングが膨張してしまったのか?重くなって上手く入りません(;゚Д゚)
ヤベヤベヤベ・・・。何度も試みて、少し回ったら戻してまた少し回ったら・・・を繰り返して何とか入れましたが、Oリングが切れたかどうかは、判りません・・・。
なので、デフサイドシールを組んで一昼夜置いて翌日もう一度リフトアップして漏れてたら、アウトもう一度やり直しです。
組んだ後、タイヤを回しながらチェックして、翌日もう一度チェックして、オイル漏れが無いことを確認して作業完了です。
後で部品屋さんに聞きましたが、よく判らなかったとの事。注文もオイルシールだけが殆どだと言ってたので、もしかしたら外さないで交換しているかもしれません。この辺は今後の勉強とさせて頂きます。
サイドリングホルダ?とでも呼ぶんでしょうか?
脱着しなくてもシール交換は可能かもしれませんが、後でよく考えたら、シールプーラーなるもので交換できたかもしれません。久しくそういう仕事をしてないので、すっかり頭が固くなりました・・・。日々勉強ですね。(;゚Д゚)
おわり
それでは皆様、ご安全に♪