整備アーカイブになります。スズキ ジムニーJB23W 走行距離約156000km。平成21年式 走行中、ウオンウオン音がするとの事。診断済みで、左ハブベアリング交換してくださいとの指示を受け、整備します。
自分が診断したわけではないので、一応、分解する前の状態を確認します。確かに40km/h位から左側より同音確認出来ました。更に精度を上げる為、後続車に気を付けながら左右にハンドルを切って、遠心力による加重の音色の変化を確認し、経験上、間違いなく左側から音がすることを確認し、リフトアップします。
更にデフサイドベアリングかハブベアリングの確定判定するために空車状態で、
ハブからの音を確認出来ましたので、そのまま修理に入ります。
実はこのお車、一か月前位にホーシングから油が漏れるとのご用命で右側キングピンを交換整備したお車です。何か身に覚えがあるので、確認したら、やはりそのお車でした。調子が良くなると他が気になるのは当たり前。お客様の愛情が、伝わってきます。
なので、その時にデフオイルなども交換しているので、こぼさないように、なるべくお客様のご負担を軽減するために、リフトを左側だけ上げて、整備します。(真似はしないでね(;^ω^))
平成21年式のジムニー。ジムニーフリークには、「やっと当たりが出てきた(^O^)これからが慣らし運転終わりww」のようかどうかは知りませんが、まあ、錆が酷いです(´;ω;`)
ナックルが左右に振れないから、こういう作業が可能になります。
ん?
な~んか、違和感・・・。
叩くときは、銅ハンマーや真鍮ハンマーで、なるべく傷めず。
この錆びたボルトの処理の為、ナックルが動かない状態でのボルト関係の整備を先にやってから、ステアリングロッドのボールジョイントを外します。
ホーシングシャフトのオイルシールのボルトから、キングピンのボルトまでナックルの4本ボルトまで、腐ってました(;^ω^)。でも、ボルトをすべて当たってから、ステアリングロッドのクラウンナットを外したので、
ある程度までは安心しました。
ちょっと緩めて、浸透剤。一気に回したくなるけど、そこはひと手間。
叩いてたら、ABSセンサーでなく、バキュームプレート?が取れちゃったw(一石二鳥♪)
当たり面の腐食が激しいです。
コイツですよ。コイツ。取れません・・・。ぶっ壊すと、反対側のセンサーも交換しなければいけなくなる為、意地でも外してやるぜ!!センサーの金属部分も真鍮ブラシで綺麗にします♪
苦労したのが、ABSセンサー脱着とクラウンナットの割ピンを外すことでした。まージムニーあるあるです(笑)
特にABSセンサーは、最初、全く取れる感覚が無かったので、「じゃあ、センサー毎外して整備すればいい」と思って、ハーネスを外していきますが、(これもクランプと同化してました(;^ω^)。)あれ?なんかおかしいぞ??と。よーく見てみたら、分離するカプラーが見当たらない・・・。ファッ!!右センサーと繋がっていて、分離できない!!(やろうと思えば出来るが)ジムニーはフロントABSセンサーは左右で部品なんですね。知らなかった・・・( ̄▽ ̄;)腐食に触る祟りなし・・・。センサー外しの技は使えないか。部品をよく見るとバキュームプレート?というんでしょうか?負圧の部品も交換になってるので、何が何でも外さないとダメの様です。
シコシコタイムの時間です。センサー本体がプラスティックなので、変にペンチなどを使うと砕けるリスクがあるので、ネジの所を少しづづ左右に叩き動きをみます。少し動くのですが、あまりやるとネジ山の穴が変形するので、少しづつ動かします。ちょうど昼休憩になるので、浸透剤を吹きかけ、一時休憩です。
第一部終わり。つづく
それでは皆様、ご安全に♪