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2022.03.04 

整備ブログ♪自分でこれだと思って整備しても治らない時の気持ち・・・高度診断整備2♪

整備アーカイブになります。前回の日産デイズの続きです。

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クランク角センサーを交換してもエンジン始動せず。チェックランプは消えて、しばらくしたらまた同じコードで点灯。

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高度診断整備とは・・・部品交換だけでは解決できない整備。

診断機で発生しているコードの範囲外が関わっている整備だと思っています。

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つまり、簡単に言うと、

コンピューター診断機にかけてその部品が悪いと出ているから部品交換したのが、一般的な工数(作業指数)。

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本当にその部品で大丈夫なのか?

いろんな角度から点検、診断、整備し、

一発で(もしくは諦めず)故障の原因を突き止めて治す整備を高度診断整備と考えます。

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高度診断整備は恐らくAI(人工知能)にはまだ出来ない領域です。

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だからこそ、この自動車整備士という仕事はある意味職人の部分が関わってくる仕事だとこの年になって、

ようやくわかり始めてきました(;^_^A

だから診断料というのは、突き詰めていけば、その人の腕料金。

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いくらかかるかはその人の裁量で決めれるものなのです。比較ではありません。プロセスは必要ですけど。

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センサー差込口です。

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話を戻して・・・。

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さて、部品交換しても治りません。焦ります。ヤベ~×∞。

どうして?ただ、どうしてもコンピューターが悪いのか?思えないのです。

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センサーカプラーの接圧点検、ECMのカプラーを脱着して汚れや接圧チェック、

接点復活剤などをしながら、確認しますが、状態は改善しません。

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う~~~。(-_-;)無い知恵を絞って、データモニターの回転数が改善したことを頭に、

センサーギャップがおかしいかな?ならば、中???うそ~?クランク角センサーは受け側。

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ならば、入力側のピックアップ側に問題があるのでは?数少ない手持ちの工具から、

ファイバースコープにてクランク角センサーの中、エンジンブロックの中の状態を確認します。

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ピックアッププレートが見えました。

クランクシャフトの一次バランサーも見えます。

クランクプーリーにラチェット差して回転させながら画像を確認します・・・。そうしたら・・・。

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なんか、突起、曲がってません??(◎_◎;)

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えっ。なんだこれ?プレートが空回りしている?!ラチェットを少し叩きながら回転方向へ回すと所々で、反対側へピックアッププレートが動くのを確認出来ました!!!うあっマジか??中で遊んでる?こんなことがあるのか??同僚にも確認してもらい、確かに動いているように見えるということで、プレートを直接ドライバーで固定させてクランクを回して本当に固定されてないのか?確認します。そうすると、プーリーが回りません。あれ?動いているんじゃ??でも確かに逆回転方向へ動くように見えました。もしかしたら、ドライバーで抑えたのでプレートが動かなくなったから、エンジン始動出来るかな?センサーを取り付けてクランキングします。そうするとアクチュエーターテスターが反応し始め、火が飛ぶようになってきました。でもバルブタイミングかめちゃめちゃだから、燃料も吹くけど点火タイミングが合わないからプラグはかぶる筈だ。案の定、マフラーからは排気ガス臭くて、プラグはべっちゃべぢゃになってました!!あ~。こりゃエンジンオーバーホールしないとダメだ。Σ(゚д゚lll)ガーン

この車のコードP0335の点灯条件はクランキング中と運転中(エンジン回転中)とあり、初爆が無い今回の場合の判定条件はクランクシャフト角センサーのパルス信号の入力がなく、カム角センサーのパルス信号が30回以上検出

との条件であれば、クランクシャフトプレートが滑ってピックアップ信号が拾えず、その滑ってる間にカムが回ったんじゃないだろうか?と(クランクパルスは一回転72回)オシロがあれば・・・パルス波形が見えるのに。

ということで、エンジンオーバーホールの修理見積を、営業の方へお渡しし、一発で修理できなくて御免なさいm(__)mと謝ります。また、お客様にご迷惑をかけてしまった・・・。でも信じられない故障だ。

しかし、これで終わりではありませんでした・・・。つづく

それでは皆様、ご安全に♪

   
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