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2022.05.10 

整備ブログ♪車が新しくても先入観で仕事をしない。相手の思いを酌む。

整備アーカイブになります。画像データはありません。あっあった。一個だけ(;^ω^)

車両がまだ新しいと程度が良いので、設計の不備や想定外の使用状態以外だと、殆ど車の点検は時間が読めます。ですが時折、お客様のご用命というのがあって、新車から初回点検や、まだ初めての車検前に気になることがあって、私共にご相談下さるお客様もいらっしゃいます。

当然、実際に現場に立つ整備に関しては、状態が良い事が前提でタイムスケジュールを組まれており、その時間内で点検、整備を行います。ですから、日頃の点検というのは、点検の範囲の中で常にベストを尽くす。これに尽きます。そして、ご用命が追加された時、優先順位をつけて、日頃行っている点検内容の解釈をどこで合理的に判断でき、ご用命の時間を作ることが出来るか?ということを一瞬で判断するようにしています。つまり、日頃の点検の範囲で、どれだけ自分の点検方法を切磋琢磨し、診断技術を上げていくか?これをお客様を通じて成長させております。

ドア周りの給油一つを取ってみても、点検し、「あれ?少し重いな」「ちょっと音がするな」という感覚を養わなければ、気づくことが出来ないのです。給油自体は簡単でも、それに気付ける事がとても大事だと思っています。

前置き長くてウザイですがw、そんな思いをお客様にも知って頂けたらという事で、最近の事例です。

バッテリーが弱いハスラー・・・型式MR92S 令和2年 距離34567km 1年点検でのご用命 エンジンのかかりが弱く、セルの元気がない。アイドリングストップが効かない。

 このお客様は、富山県からわざわざお越し下さった方で、走行距離もかなり伸びてる感覚があります。転勤先のスズキディーラーでも原因がよく判らないとの事。リプログラムにてコンピューターは最新のバージョンへアップされたとの事です。

 点検すると確かにバッテリーは要注意が出ております。走らないお客様はバッテリーの上がるリスクが高くなりますが、こちらの車両はそれには該当しない。ACGの出力電圧電流とも十分ですが・・・。

こちらの車両はドライブレコーダーが取り付けてありました。乗り込んでエンジンを始動する前に既に気づいてましたが、ドラレコの電源が何時まで経っても落ちません。これがヒントになるのではと予測し、エンジンOFF後の消費電流を測定してみました。そしたら本来はバッテリーが上がらないようにある一定の時間が経過すると、スリープ制御というのを車側が行い、バッテリーの電池を保護するのですが、この車両はいつまでたってもスリープに入りません。160mA~140mA程流れております。これではバッテリーが弱るのは当たり前で、目安として40mA以下がスリープ後であれば良いとされております。実に約4倍程の電気が知らぬ間に流れている状態です。

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で、ドラレコの電源を落とした正に1分ぐらい経った時、スリープ制御が働いて10mAになりました。これで裏が取れましたので、ドラレコの監視モードの設定を開いて、現在のモードからよりバッテリー保護に重きを置いた設定に変更し、再度点検し、スリープモードへスムーズに入る事を確認し、納車となりました。

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上手くいけば、バッテリーの状態も改善するはずなので、日をおいて再度点検させて下さい。とのアドバイスを送りました。

エアコンの音がうるさいタフト・・・型式LA910S 距離1010km 初回点検で入庫。

 エアコンが入った時の音がうるさい。とのご用命。

正直、新車だし、不具合はないよな・・・。という先入観はありました。ごめんなさいm(__)m点検中、オートエアコンをONの状態で室内を軽く掃除をしていた中、エアコンプレッシャーセンサーのフィルターが詰まった症状のロングバージョン?みたいな状態になっていることに気付きました。また、言われてみれば、クーリングファンが回っているとき、大きいと言えば大きいな?あれ?と感じました。

 クーリングファンの重さを手で回してみると、モーターが新しいプルンプルンの状態を感覚で覚えました。ガタも当然ありません。まあ、こんなものかな?・・・と思いましたが、ディーラーの強みはここから。

 他の新車がどうなってるのか?比較してみました。当社の代車のタフトと比べると、ファンの風を吸い込む音はむしろ代車よりお客様の方が大きいかな?つまり冷却性能がよいとの解釈もできます。そこでデジタルタコメーターでチェックし、(ファンに銀紙の様な反射板を貼ってレーザーを当てて回転数を点検します。)同じ状態なことを確認し、問題ないなと思いました。

 が、配管が詰まっているか否かの判定がマニーホールドゲージ以外で何かないか?と知恵を絞ったら、そもそもこのファンの音が気になるんだよな。コンデンサーを冷やすためにファンがあるのだから、詰まっていたらコンデンサーの温度が上がるよな?と考え、赤外線温度センサーにて上から下へ測定したら温度が下がっていくことを確認し、今度は代車でも同様の点検を行い、やはりお客様の車の方が新しいので、コンデンサーの温度が若干ですが、良く冷えますので、これで、「そういう制御をしている」と判定出来ました。

 お客様にも立ち合いで確認してもらい、説明もしている中、「以前はどういったお車に乗られていたのですか?」とお伺いしたら、ワゴンRに乗られてたとの事。新しい車の方がエアコン容量もアップし、冷却性能も向上しているから、音の変化はあるわけで、その旨を説明し、納得されました。いつもは奥様が乗られているとの事で、奥様よりのご用命との事。私どもにとってはあるある事例ですが、点検記録はしておきましたので、何かあった場合はすぐ対応しますとお伝えし、納車となりました。

 私共は同じ車をいつも目のあたりにして仕事をしていますが、お客さまの環境は、以前乗っていたのと今乗っている車は違うということです。比較をするわけです。だから、その人の立場や情景を思わないと、気づけないし、こういった点検も一つの技術として、正しい判断をしていきたいものですね。驕ることなく。

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全く関係ないですwこの画像wこの日は周りの田んぼ、皆さんで田植えでした♪

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拡大してみると、皆で機械で出来なかったところを手で植えてます。美しい♪

それでは皆様、ご安全に♪

 
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